[補助金ニュースレター2023年10月号]「年収の壁」対策として1人あたり最大50万円の助成!キャリアアップ助成金「社会保険適用時処遇改善コース」
目次
1. 小規模事業者持続化補助金 「販路開拓」を目指す小規模事業者を支援
2. キャリアアップ助成金「社会保険適用時処遇改善コース」 「年収の壁」対策として1人あたり最大50万円の助成!
1.小規模事業者持続化補助金 「販路開拓」を目指す小規模事業者を支援
-Point-
第14回受付締切:12月12日(火)
ペンデル締切:11月14日(火)
●小規模事業者などが自社の経営を見直し、自らが持続的な経営に向けた経営計画を作成した上で行う販路開拓や生産性向上の取組を支援する制度
●免税事業者から適格請求書発行事業者に転換する場合、全ての枠で一律に50万円の補助上限を上乗せする「インボイス特例」も、まだ利用できる
これまでの傾向
中小企業庁「小規模企業支援」より
●採択率は、基本的に申請数が増えると低くなり、減ると高くなります。
●最も低い採択率は、第4回の44.2%。最も高い採択率は、制度が始まったばかりの第1回で90.9%でした。ここ最近は60%前後で安定しています。
●ペンデルの採択率は、採択率平均よりも高い83%です。小規模事業者持続化補助金は、ぜひペンデルにお任せください。
採択されやすい経営計画・補助事業計画のポイント
- 自社の強みをアピール
- 取組内容や方法について具体的に記述
- 数値目標を記載
中小企業診断士から一言アドバイス
「採択されない申請は、補助金の用途しか書かれていません。必要性と効果を含めたストーリーのある申請書を心がけましょう」
補助上限額・補助率
申請要件
●賃金引上枠 事業場内最低賃金を地域別最低賃金より+30円以上とした事業者
●卒業枠 小規模事業者として定義する従業員数を超えて規模を拡大する事業者
●後継者支援枠 「アトツギ甲子園」のファイナリストなどとなった事業者
●創業枠 過去3年以内に「特定創業支援事業」による支援を受け創業した事業者
●インボイス特例 免税事業者のうち、適格請求書発行事業者の登録を受けた事業者
URL
商工会議所地区「小規模事業者持続化補助金」
全国商工会連合会「小規模事業者持続化補助金」
2. キャリアアップ助成金「社会保険適用時処遇改善コース」 「年収の壁」対策として1人あたり最大50万円の助成!
-Point-
10月1日(日)
適用開始
●国は、人手不足への対応が急務の今、短時間労働者が「年収の壁」を意識せず働くことができる環境づくりを支援する、「年収の壁・支援強化パッケージ」を発表
●「106万円の壁」に対応するため、パート・アルバイトで働く人の厚生年金や健康保険の加入に併せて、手取り収入を減らさない取組を実施する企業に対し、労働者1人当たり最大50万円を支援(「社会保険適用時処遇改善コース」新設)
対象となる労働者
2023年10月以降、新たに社会保険の被保険者の要件※を満たす労働者
※被保険者数が常時100人超(2024年10月からは従業員50人超)…週の所定労働時間が20時間以上かつ所定内賃金月額8.8万円以上(学生除く)
※100人以下…週の所定労働時間および月の所定労働日数が常時雇用されている従業員の3/4以上
要件・申請時期・助成額
社会保険適用促進手当
事業主が被用者保険適用に伴い、手取り収入を減らさないよう支給した手当のことで、本人負担分の保険料相当額を上限として社会保険料の算定対象としない(最大2年間の措置)
「キャリアアップ計画書」の事前提出が必要
- 2023年10月1日~2024年1月31日までに取組を開始: 2024年1月31日までに管轄労働局に提出
- 2024年2月1日以降、取組を開始: 取組を開始する前日までに管轄労働局に提出
URL
厚生労働省「キャリアアップ助成金(社会保険適用時処遇改善コース)」
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4.補助金ニュースレターPDF
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※ご注意:補助金・助成金は審査があります。条件に合致することのほか、事業計画を基に審査が行われ、不採択になる場合もあります。また事業の着手は採択・交付決定の後に行うなど、補助金によって条件が異なります 。